2017年7月現在で食べログの東京都ラーメン店舗数6,648件、さらに全国ラーメン店舗数合計51,376件のうち、頂点に君臨しているのが「 麺屋 一燈 」(めんや いっとう)です。
閲覧時期や評点の仕様によって順位の変動が起こるものの、評判の高さや口コミ数の多さからも耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
WBSラーメン部の中でも行きたいという人が非常に多く、実際に伺ってみましたのでご紹介させて頂きます。
麺屋 一燈 とは

麺屋 一燈 とは2010年6月18日に坂本幸彦さんが42歳の時にオープンしたお店です。
元々はフレンチのシェフをやっていたようで、八百屋の仲卸などを経てからラーメン業界に転身されたとのこと。ラーメンは東池袋大勝軒出身の田代浩二さんの「麺屋こうじ」グループ、松戸の「中華蕎麦 とみ田」の富田治さんのもとでも修行をされていたようです。
中華蕎麦 とみ田も食べログランキングで2位、麺屋 こうじも評判の高いお店ですのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
出所:キンキンラーメン道 麺屋こうじグループを経て42歳でラーメン開業!
「一燈照偶・萬燈照国」という言葉からきております。
「一燈照偶」とは「一隅を照らす」ということです。
「一隅」とは「今自分のいる場所」のことで、自分が今置かれた場所で精一杯努力し光輝くことです。
誠心誠意の歩みを続けていると、いつか必ず共鳴する人が現れてくる。
それでは「萬燈照国」の意味は?
最初は一隅を照らすような小さな灯火でも、 その灯火が十・百となれば国中をも明るく照らすことになるということです。
だからまず自分から始めなければならない。
そのためには自分自身が明りにならなければならない。
それは手燭を持つことではない。
そんなものは吹き消されたら、それっきり真っ暗になってしまう。
そうではなく、自分自身が発光体となるのだ。
つまり、はじめは一つ一つの点と点にすぎないものが結びつくと線になり、面にもなるのではという考え方です。
伝教大師 最澄さんの言葉と聞いています。
(安岡 正篤氏の言葉を一部引用させていただいております。)
お店がJR総武線「新小岩」駅北口より徒歩3分と駅近な点も嬉しいですよね。
現在では麺屋 一燈の他にもラーメン燈郎、豚骨一燈、つけ麺一燈、煮干し中華そば一燈と新小岩エリアにドミナント戦略で5店舗を展開。さらに豚骨一燈で本郷三丁目と沖縄、海外では台湾、シンガポール、タイに展開を行なっています。
出所:麺屋 一燈
並び1時間は覚悟、順番に券売機へ
やはり人気店ということで、ある程度の並びは覚悟しないといけませんね。
日曜日の夜19時頃に行ったところ、お店の前と少し離れた場所の2段構成の並びとなっていました。
並んでいる途中に店員の方から順番に券売機で食券を購入するように案内されます。

オススメは左上の法則からするとらーめんよりもつけめんだということがわかりますね。
券売機で「 特製濃厚魚介つけめん 1,080円」と「 特製濃厚魚介らーめん 980円」を購入。なかなかいけなさそうなお店ではなるべく全乗せメニューで挑むことにしています。
噂に違わぬ濃厚な味わいとサービスで迎えてくれる
いよいよラーメンとのご対面です。まずは特製濃厚魚介つけめんから。

麺は6種類の小麦を使って毎日お店で作っているようです。トッピングの鶏団子と洋食の技術である真空低温調理を使った鶏と豚のチャーシューも自家製。
つくば茜鶏を使用しております。特徴:純植物性資料で育てており、肉細胞の密度が非常に細かく、旨味成分を包み込み、歯ごたえのある肉質です。
特に脂部分の旨味が最高で、その最高の旨味がスープにとけ込んでおります。
鶏種:骨レッドブロー(原種:フランス産)
飼料:抗菌性物質の一切入っていない飼料を使用。無薬鶏と称される鶏の多くは雛の20日間は抗菌性物質入り飼料で育てられるものが多い中、このつくば茜鶏は一切使用しておりません。
また、飼料の原料は遺伝子組み換えなしで、動物性タンパク質も未使用です。介系のお店 やっぱりあのお店は美味しいよね、と言ってもらえる地域のお客様に愛されるお店を目指しています。
出所:麺屋 一燈 こだわり

淡麗系ラーメンのチャーシューは、肉の旨味を閉じ込め、尚かつ柔らかくするため、「真空低温調理」という洋食の技法を使って仕込んでおります。
食べなれない方は生のように感じるかもしれませんが、きちんと熱処理しておりますので、安心してお召し上がりください。
気になる方はスープに入れて、さらに温めた後にお召し上がりください。
出所:麺屋 一燈 こだわり
つけめんは魚介の濃厚さに加えて、旨味のあるあぶらの味わいも非常に深い一杯。
続いては特製濃厚魚介らーめん。具材はつけめんに入っているものに加えて、ほたてが入っているペーストが入っております。

ペーストは混ぜると旨味と甘みを出してくれ、濃厚ながらちょっと甘めの味わいを感じる一杯です。

らーめんの麺にもコシと力強さを感じます。

店内には雑誌や媒体などからの賞状やトロフィーが所狭しと飾られておりました。

女性には最後に一口アイスもサービスとして提供されておりました。
さすが人気店ということで、間違いなく美味しいお店です。つけめんはあぶら分が多めでらーめんは甘めのスープとなっており、それぞれの味わいを楽しめることから複数人で行って食べ比べもおすすめです。
開店時間の30〜40分前くらいが比較的狙い目との記載も店内にはありましたが、人気店ゆえの並びは覚悟しておきましょう。
それを踏まえてでも十分に行く価値のあるお店だと思いますので、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。
住所:東京都葛飾区東新小岩1−4−17
MAP:麺屋 一燈
アクセス:JR総武線「新小岩」駅(北口)より、徒歩3分。都営バスまたは京成タウンバス「新小岩駅北口」下車してすぐ
営業時間:11:00~15:00、18:00~22:00
スープまたは麺が無くなり次第終了
行かれる際には営業しているかどうか、他サイトなども参考の上ご訪問お願い致します。